先日、日経平均株価がコロナ禍前の水準に戻ったとの報道を見ました。
私も勉強として小さい金額で投資を行っておりますが、大きく下がったままの銘柄や、投資信託があります。REITなんかは、コロナ禍の前に大きくその価額を伸ばしておりましたが都内のオフィス需要等の先行き不安感からか回復しきっていないものもあります。
日経平均として、上場している会社の株価が回復したとしても、それが実体経済、ましてや中小企業まで良くなったということでは無いです。
依然として従前のような業務を行えず、売上が落ち込んでいる事業者や、倒産を余儀なくされる事業者も多々出てきております。
ただ、業績が低迷した企業がある一方、急上昇した企業も存在します。Web会議を行えるツールを提供する企業や、飲食デリバリー企業など、コロナ禍における需要にマッチした業種です。
通常、時代の変化に伴い経済活動も変容していくものですが、今回は変化が一気に訪れたことで、その変化に対応しきれていない結果が現在の経済だと思います。
歴史上、ウィルスの流行による打撃は何度もありそれを乗り越えてきてます。現代の科学においてはワクチンや抗ウィルス薬の開発も可能かと思いますので、そこまでは事業を存続させればと思うところが大きいですが、また新たな新型ウィルスにより同様の事態に陥る可能性も無いわけでは無いです。
前と同じようにということにはならないことを前提にして、今後の事業を模索していく必要があると思います。
従前よりご案内している、事業者の支援給付策として持続化給付金がありますが、9/1から委託先が変わり、申請のHPなどがガラッと変更されました。当事務所においても、申請のお手伝いをさせていただいたりしているので、HP等をこまめに見てはおりますが、HPの基調となる色が変わったくらいで、システムそのものに大きな変更は無さそうです。問題となった、中で抜いている企業数は減ったのでしょうか?
個人事業主については、青色申告の方と白色申告の方で前年対比の計算に違いがありますが、青色申告者でも、白色申告者と同様の計算が出来るようになっており、前年同月対比で要件を満たさない方でも、申請可能となる場合もありますのでご検討ください。
家賃支援給付金についても、申請条件としては持続化給付金と重複する部分がありますので、同様にお考え下さい。
東京五輪について、コロナの終息いかんに関わらず開催するとの報道(IOC副会長の発言)がありました。
それぞれ感染の状況が違うたくさんの地域から人を招くのは様々な問題があると思いますし、東京での感染拡大が止まらなかった場合、感染地へ赴く選手たちも、不安だと思います。感染対策というコスト面も誰が負担するのかといった議論も出てくるでしょう。
安倍さんの辞任に伴い、コロナが終息していない中での首相交代となります。誰であっても、あまり期待はしていませんが、中小事業者を含めた景気回復を視野に入れた陣頭指揮を採っていただきたいと思います。
※本ブログに関連する内容については、問い合わせ等は受け付けておりません。また、助成金の申請業務のお手伝いのみのご依頼も承っておりません。
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